今回の勉強会は光や色についての事項でした。
LED照明を考える上で、基礎となる内容です。
1、光と色
光は電磁波の一種で人の目に見える波長領域が可視光で、光の波長にによって色を認識できる。
可視領域以外は人の目には見えない。LEDは可視光以外にも紫外光や赤外光を出すものも有ります。→LED照明以外にも応用領域が拡がります。
また、人以外の動物や虫などは可視領域が人と異なります。
光はいわゆる3原色(RGB)を混ぜて様々な色を現出できます。RGBの比率を変えて調整ができます。RGBを均等に混ぜると白色になります。
色は光が有ってこそ認識できるもの。
色の現出:例えばRとGを吸収してBを反射する物質は、B(青色)に見える、といった具合である。
・白色光の色温度について
LEDは種々の色温度のタイプが製造販売されています。LED照明の色温度はLEDの選択により選ぶことができます。比較として、白熱電球は2700K程度です。電球色のLED照明にしたい場合は、2700KのLEDを選択すればよいことになります。蛍光灯はいくつかの色温度タイプが有ります。ちなみに快晴の青空の太陽光は、12000~15000K程度といわれています。
・演色性について
太陽光(連続的スペクトル)の光の演色性評価数を100としています。太陽光の光を最も自然な色として、他の光源の演色性評価数を評価します。以前の白色LEDの演色性評価数は70程度でしたが、最近は100に近いものも出ており、一般に販売されているLED照明は85程度のものが多いようです。