今回はLEDの概略の特性でした。LED照明を設計する上での基本となり、他光源との比較ができます。
LEDの構造、発光原理、発光波長、白色LEDにおける蛍光体による波長変換。
白熱電球、ハロゲン球、蛍光灯とLED照明の比較
LED照明の特長:ガラスや水銀を使用しないため、安全性や環境にやさしいといえる。比較的発熱が小さい。紫外線や赤外線を含まないので、絵画等の美術品を劣化させる心配が小さく、虫を寄せにくい。高温には弱いが低温には強い。応答時間が短いため、スイッチを入れるとすぐに照明が点灯する、点滅動作が可能である。光源が小さいため照明器具の小型化がしやすい。光源素子寿命が長いため、照明器具としても長寿命。etcといった内容です。
LED素子の寿命としては、40,000時間以上とうたっているメーカーがほとんどで有り、60,000時間以上のものも有る。(ここで寿命とは初期の明るさを100として、70に低下するまでの点灯時間である)
但し、注意しないといけないのはLEDの発する熱をの放熱具合により寿命が大きく変わる点と、照明器具に使用する電子部品の寿命も考慮しないといけない点である。放熱を十分にしない場合、寿命の低下の他に発光効率の低下が有る(LEDは温度が高いと発光量が低下します)