今日の勉強会は前回に引き続きLEDの発光原理でしたが、その基礎といえる光の性質でした。LEDのみならず照明として使用される光源の基本となります。
光の持つ2つの性質:LED照明の発光原理を理解するための基礎
1、波としての性質
光はラジオやテレビで使用されている電波や、検査や分析に使用されているXなどと同じ電磁波です。異なる点は電磁波の波長で、光はいわゆる可視光領域の波長範囲にあり、およそ400~750nmとなります。
2、粒子としての性質
光は粒子としての性質が有りこれを光子といいます。
光子1個のエネルギーは、E=hc/λ(J)
とあらわされます。
ここで、hはプランク定数(6.63×10⁻³⁴(J/s))、cは光の速度(3.0×10⁸(m/s))、λは波長(m)です。
都合のため単位を変換すると、
E=1.24/λ
エネルギーEの単位は(eV)、λの単位は(μm)です。
※波長の短い光ほどエネルギーが大きく、研究用の照明や特殊な検査照明としてしばしば使用されます。
(長い方の波長を含め特殊波長の照明は大学で良く使用されます)